こんにちは、けんしんです。
今回は劇症肝炎です。かなり恐ろしい疾患なので現場で出会ってもひるまないように頑張りましょう!
~劇症肝炎の問題~
劇症肝炎の超音波所見とは?
・肝の著明な(①)・肝実質の(②)化((③)パターン)
・肝内門脈の(④)像
・胆嚢の内腔の(⑤)と胆嚢壁の(⑥)
・(⑦)の貯留
劇症肝炎の臨床病態
・急性肝炎の約(①)%が劇症化する・死亡率は(②)%と高率で、一命を取り留めても(③)となることが多い
一気に勉強したいあなたに
①いちいちSNSを開くのは面倒くさい②印刷して紙に出して勉強したい
③問題を編集して自分なりにアレンジしたい
、という方はnoteに記事とPDFを作成しています!
そちらを勉強に活用してみて下さい。
けんしんノート
画像撮影の3つのポイント
★肝臓の萎縮★肝実質エコーの粗雑化
★腹水の貯留 の3つのポイントをおさえた画像を撮影し、スケッチする。
所見の書き方(例)
肝臓:萎縮および実質エコーの粗雑化を認め、表面は不整を認める。胆嚢:胆嚢の内腔は虚脱し、胆嚢壁の著明な肥厚を認める。
胆管:特記事項なし
膵臓:特記事項なし
脾臓:特記事項なし
その他:肝臓周囲の腹水の貯留を認める。
臨床の書き方(例)
急性肝炎を1か月前に発症し、悪心や嘔吐、全身倦怠感が持続するため腹部超音波検査と腹部CTを施行した患者である。血液検査ではAST、ALTの低下がみられ、間接ビリルビン優位のビリルビン上昇とアンモニアの上昇を認めた。またPT時間延長を認めた。
腹部超音波検査と腹部CT検査にて肝臓の委縮と腹水の貯留を認めたため、劇症肝炎と診断された。
ポイント
劇症肝炎のレポートの書き方のポイントは、「肝臓の委縮と粗雑化、腹水の貯留」がおさえられているか、「以前に急性肝炎を発症し、そこから劇症肝炎に移行している」という特徴的な背景が記載されているか、になります。また、急激な広範な肝細胞壊死を伴う高度な肝不全となりますので予後不良で肝性脳症なども合併することもあります。こういった合併症も伴う症例を経験された場合は記載しておいた方がよいと思います。
~自己紹介~
超音波検査士けんしん平成元年生まれのゆとり世代の臨床検査技師。
趣味は陸上短距離、読書、温泉、特撮(特に平成仮面ライダー)。
仕事では超音波検査したり検体検査したり労働組合したりしています。
2018年に2回の受験を経て超音波検査士認定試験(消化器)に合格。2度受験した経験から、知識を覚えるための勉強や症例レポートの作成には仕事をしながらだと時間が作れなくてかなり苦労しました。
そういった経験からこれから超音波検査を勉強したり超音波検査士を受験したりする人が労力や時間をかけずに勉強できるようにと考え、自分が勉強した際のノートや問題、受験の際に提出した超音波検査実績、最近気になるトピックを公開しています。
超音波検査ができる人が増えたり、超音波検査士取得を目指す人同士がつながれるブログになればいいなと考えています。
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