みなさん、お疲れ様です!超音波検査士のけんしんです。


今回は肝血管腫に関する問題です!

~肝血管腫の問題~

・輪郭(辺縁)→( ① )


・内部( ② )エコー~( ③ )エコーとさまざま。

・辺縁( ④ )エコー帯→marginal strong echo

・内部エコーの変化・ゆらぎ
         ( ⑤ ) sign→月の満ち欠け
         ( ⑥ ) sign→体位変換
         ( ⑦ ) sign→プローブの圧迫

・ドプラでは( ⑧ )状シグナル→( ⑨ ) pattern
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~肝血管腫の答え~

①不整
②低
③高
④高
⑤wax and wane
⑥Chameleon
⑦Disappearing
⑧点
⑨spot

~ノート~

肝血管腫の種類は?


 高エコー腫瘤(ほとんど)
 辺縁高エコー帯を有する等〜低エコー腫瘤
 高〜低エコーの混合性腫瘤

画像撮影の3つのポイントは?

辺縁不整、境界明瞭な等~高エコーを呈する混合性腫瘤を認める画像か?

カメレオンサインなど体位変換、呼吸変動などにより輝度の変化を認める腫瘤か?

画像スケッチ例

20201102_181357


所見の書き方

肝臓:S○○に○○mmの辺縁不整、境界明瞭な類円形の等~高エコーの混合腫瘤を認める。
   また、体位変換による腫瘤内部の輝度の変化も認められる。(chameleon sign)

胆嚢:特記事項なし
胆管:特記事項なし
膵臓:特記事項なし
脾臓:脾腫を認める。

その他:特記事項なし

※造影超音波検査ができれば…
・辺縁から内部へ向かう染影パターンを呈する。
・腫瘤の中心部の非染影域を認める。
・後血管相における染影の持続を認める。

臨床の書き方のポイント

症状

 ほとんどは無症状。巨大なものは腹痛や膨満感などを伴う。

CT

 診断は造影CTとMRIで行われる。


一気に勉強したいあなたに いちいちページを開くのは面倒くさい、印刷して紙に出して勉強したい、問題を編集して自分なりにアレンジしたい、という方はnoteに記事を作成していますのでそちらを購入して勉強に活用してみた下さい。

~自己紹介~

超音波検査士けんしん
 平成元年生まれのゆとり世代の臨床検査技師。
 趣味は陸上短距離、読書、温泉、特撮(特に平成仮面ライダー)。

 仕事では超音波検査したり検体検査したり労働組合したりしています。

 2018年に2回の受験を経て超音波検査士認定試験(消化器)に合格。2度受験した経験から、知識を覚えるための勉強や症例レポートの作成には仕事をしながらだと時間が作れなくてかなり苦労しました。

 そういった経験からこれから超音波検査を勉強したり超音波検査士を受験したりする人が労力や時間をかけずに勉強できるようにと考え、自分が勉強した際のノートや問題、受験の際に提出した超音波検査実績、最近気になるトピックを公開しています。

 超音波検査ができる人が増えたり、超音波検査士取得を目指す人同士がつながれるブログになればいいなと考えています。
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