
みなさん、お疲れ様です!超音波検査士けんしんです。
今回はFNHの超音波検査で知っとくといい知識を穴埋め問題にしてまとめました。
良かったら解いてみてください!
~FNHの問題~
・腫瘤中心に低エコーまたは高エコーの線維性瘢痕を認める→(①)
・腫瘤中心部から辺縁へ放射状に拡散する線維性隔壁を認める
→(②)
・ドプラで中心部から辺縁に広がって走行する車軸状の血管像
→(③) pattern
一気に勉強したいあなたに
①いちいちSNSを開くのは面倒くさい②印刷して紙に出して勉強したい
③問題を編集して自分なりにアレンジしたい
、という方はnoteに記事とPDFを作成しています!
そちらを勉強に活用してみて下さい。
~けんしんノート~
・境界は不明瞭・内部に中心性瘢痕や隔壁構造にあたる高エコー部分あり
・内部エコーはさまざま
・辺縁低エコー帯は視られない
・後方エコーの増強あり
画像撮影のポイント
・中心性瘢痕や放射状に伸びる線状高エコーを認める画像か?・カラードプラにてspoke wheel patternを認める画像か?
画像スケッチ例

所見の書き方
肝臓:S○○に○○mmの境界明瞭な低エコー腫瘤を認める。
腫瘤中心に中心性瘢痕と放射状に伸びる線状高エコーを認める。
またカラードプラにおいて腫瘤中心から辺縁に向かう車軸状シグナル(spoke wheel pattern)を認める。
胆嚢:特記事項なし
胆管:特記事項なし
膵臓:特記事項なし
脾臓:特記事項なし
その他:特記事項なし
臨床の書き方のポイント
特徴
脈管異常や血流異常により肝実質に局所的な血流増加により肝細胞の過形成が起こる。限局性結節性過形成(FNH)の超音波検査所見について
エコーレベル(明るさ): 多くは、周囲の肝実質と等エコー(同じ明るさ)に描出されます。 しかし、一部の症例では、高エコー(周囲より明るい)または低エコー(周囲より暗い)として描出されることもあります。 病変内のグリコーゲンや脂肪の含有量、血管の分布などによってエコーレベルは変化します。
形態と境界: 通常、円形または楕円形の形状を呈します。 境界は比較的明瞭ですが、被膜を持たないため、平滑でなく、やや不整に見えることもあります。
中心瘢痕(Central Scar): FNHに特徴的な所見で、病変の中心に星状の瘢痕が認められることがあります。 超音波上では、周囲よりも高エコーまたは低エコー、あるいは混合エコーとして描出され、認識が難しい場合もあります。
内部血流: カラードプラやパワードプラで観察すると、豊富な内部血流を認めます。 特に、中心瘢痕から周囲に向かって放射状に広がる「車輪のスポーク状(spoke-wheel pattern)」の血流パターンがFNHに非常に特徴的です。これは診断上重要な所見となります。
周囲肝実質への影響: 周囲の肝実質への圧迫や浸潤はほとんど見られません。
鑑別診断: 同じく良性腫瘍である肝血管腫や肝腺腫、時には悪性腫瘍である肝細胞癌(HCC)との鑑別が重要になります。 特に、肝血管腫も高エコー腫瘤として描出されることがありますが、通常、内部血流は乏しい点がFNHとの大きな違いです。 超音波検査のみで確定診断が困難な場合は、造影CTや造影MRI、エコーガイド下生検などが検討されます。特にMRIでは、FNHに特異的な造影パターンが確認できます。

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