みなさん、お疲れ様です!超音波検査士けんしんです。

今回は空間分解能に関する問題です。それではさっそく問題をやっていきましょう!

~空間分解能の問題~

 (1)距離分解能・・・超音波ビームの方向の分解能(深さ)
   公式は・・・(①)
 (2)方位分解能・・・超音波ビームと垂直方向の分解能(左右)
   公式は・・・(②)
 (3)スライス幅分解能・・・超音波のスライス幅(ビーム幅)方向の分解能(前後)
   要因・・・(③)(④)(⑤)
 


 (4)マトリックスアレイプローブ
   ・(①)方向にも振動子を配列してある→(②)数、(③)数がUP!
     →駆動列を変えることで(④)を変えることができる。
     →(⑤)を設けることで電子フォーカスをかけることができる。
     →リアルタイムに(⑥)を得ることができる。
   ・(⑦)は使用されていない
   ・(⑧)は適していない
 


~空間分解能の問題のノート~

(1)距離分解能・・・超音波ビームの方向の分解能(深さ)
   公式は・・・(Δx=nλ/2) nλ:パルス幅
 ※距離分解能は「パルス幅」で決まる!小さいほど良い!!
 ・パルス幅が短いと… a、bの識別可能
20230901_220010

 ・パルス幅が長いと… a、bの識別不可能
20230901_220013




(2)方位分解能・・・超音波ビームと垂直方向の分解能(左右)
   公式は・・・(Δy=d/2 ≒ 1.22λ×X/D)
          d:ビーム幅、λ:波長、D:振動子の開口径、X:振動子からの距離
 ※方位分解能は「ビーム幅」で決まる!小さいほど良い!!
20230901_220017




(3)スライス幅分解能・・・超音波のスライス幅(ビーム幅)方向の分解能(前後)
   要因・・・(音響レンズ)(波長・周波数)(振動子の幅)

(4)マトリックスアレイプローブ
   ・(スライス)方向にも振動子を配列してある→(素子)数、(振動子の)数がUP!
     →駆動列を変えることで(焦点距離)を変えることができる。
     →(遅延時間)を設けることで電子フォーカスをかけることができる。
     →リアルタイムに(3D画像)を得ることができる。

   ・(音響レンズ)は使用されていない

   ・(連続波)は適していない