こんにちは、みなさん、お疲れ様です!超音波検査士のまえだけんしんです。

今回はFNH(限局性結節性過形成)の症例レポートを公開します。

C-2 FNH(限局性結節性過形成)

[超音波検査所見]

肝臓:S3に28mm×22mmの低エコー腫瘤を認める。楕円形、境界明瞭、辺縁不整で、ドプラによる車軸状に広がる血流信号を認める。
胆嚢:異常所見なし
総胆管:異常所見なし
膵臓:異常所見なし腎臓:異常所見なし
脾臓:腫大を認める。(千葉大第一内科の式 5.1cm×5.0cm=25.5cm2)、脾静脈の拡張は認めず。
膀胱・子宮:異常所見なし

[超音波所見と臨床診断との関連について]

血液データに関しては特記事項なし
単純CTにて肝S3に低吸収腫瘤を認める。
造影CTにて精査のところ肝S3の低吸収腫瘤は遷延性増強効果が認められ、血管腫や限局性結節性過形成(FNH)を疑う所見であった。
腹部超音波検査の所見と合わせて、限局性結節性過形成(FNH)と診断された。

エコー図①

FNH1

シェーマ①

FNH



~自己紹介~

まえだけんしん
平成元年生まれのゆとり臨床検査技師。
趣味はランニング、陸上競技、シューズ探し、読書、温泉、マッサージ。
2013年に臨床検査技師、2014年に地域糖尿病療養指導士に合格。
2017年に超音波検査士認定試験(消化器)を受験するもあと1問の所で不合格となる。教科書の丸暗記、過去問頼り、仕事しながら勉強とこのやり方では上手くいかないと考え、社会人の勉強の仕方を模索する1年が始まる。
あるやり方を見つけ実行した事で翌年2018年の超音波検査士認定試験(消化器)では合格し、超音波検査士になる事が出来た。
そのやり方というのが
①自分で問題を作って記憶の定着化
②スキマ時間を仕事をしながらでも作り出し勉強時間の増加
というもの。
自分以外にも働きながら勉強している方、さらに家事育児でもっと勉強できない方、また勉強しているのに全然頭に入らない、勉強するモチベーションが上がらない方もいると思いそういった悩んでいる方々のために私が勉強した事や時間のテクニックをブログにまとめていく

~自己紹介~

超音波検査士けんしん
 平成元年生まれのゆとり世代の臨床検査技師。
 趣味は陸上短距離、読書、温泉、特撮(特に平成仮面ライダー)。

 仕事では超音波検査したり検体検査したり労働組合したりしています。

 2018年に2回の受験を経て超音波検査士認定試験(消化器)に合格。2度受験した経験から、知識を覚えるための勉強や症例レポートの作成には仕事をしながらだと時間が作れなくてかなり苦労しました。

 そういった経験からこれから超音波検査を勉強したり超音波検査士を受験したりする人が労力や時間をかけずに勉強できるようにと考え、自分が勉強した際のノートや問題、受験の際に提出した超音波検査実績、最近気になるトピックを公開しています。

 超音波検査ができる人が増えたり、超音波検査士取得を目指す人同士がつながれるブログになればいいなと考えています。