こんにちは、けんしんです!

今回は肝臓で見落としがちな場所をまとめます。
腹部超音波検査に慣れてくると検査スピードは上がってきますが、それと同時に見えづらい死角を見落としがちになってしまいます。
また、慣れていない初心者は死角をうまく出せないので苦労してしまいます。
初心者であってもうまく出せずに見落としがち、レベルアップしてきた中級者であってもスルーして見忘れてしまって見落としがちになる、そういった部位が死角になります。
僕も初心者の時は死角を見逃してしまい、その時の患者さんにはその数ヶ月後には膵臓癌が見つかり、半年後に亡くなってしまった事があったのですが、非常に申し訳ない事をしたなと後悔しています。
自分が隅々まで観察できる能力があれば…と思います。
今回は肝臓の死角を
今回はそういった死角の中で肝臓をメインにお話していきたいと思います。
初心者の方は死角までしっかり観察する事を目標に、中級者の方は死角も忘れずに観察するためにこの記事を活用して下さい。
①左葉外側区域(S3)
S3の先っぽになります。
この場合は左肋骨弓下走査でしっかり振り切って下さい。あとは息を吸わせて肺で肝臓を下に下げてあげると見やすくなると思います。
S8の端っこになります。
この場所は肋骨に守られていて、横隔膜に接している部分なので肺の空気で見えない事もしばしばあります。
テクニックとしては右肋骨弓下走査でえぐるように肋骨の下から覗き込んだり、息を吸ったり吐いたりして肺の空気の影響を受けない状態をつくるのが必要です。
S5の端っこになります。
肋間走査で見ていくんですが多くの人がやりがちなのは途中の肋間でやめてしまう事です。
肋間の最後の最後まで順番に振り切る事で見逃しは確実に減ります。
番外編 肝臓の下端

死角とまではいかないかもですが脂肪肝や肝腫大がある人に注意してほしいのが肝臓の下端です。
脂肪肝だと深部減衰で見えにくく、肝腫大だと下端が遠くなり見えにくくなります。
見えにくくなると見逃しにつながりますのでフォーカスポイントを変更したりSTCを調整したりして見やすい状態をつくってみてください。




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